ご近所のひとびと(ドンじじ)その3
近所に住んでるドンじじは、一風変わった爺さんだ。
ニュースを観てはこの世を憂い、辛口なコメントを
わざわざ外に出てきて、でっかい独り言を、ずっと言っている。
時には何かにカツを入れるためか、突如
「バカ野郎!!」と叫んだりもする。
近所の人は慣れたもので、全く動じないけれど、
偶々通りかかった人は、お気の毒な感じです。
さて、関東地方に降った雪の影響で、私の地域も、20センチ近く積もりました。
4年前より、積もらず良かったですね~と言いながら、
ご近所サンたちと雪かきをしていました。
車を通りやすくするため、雪はある程度、各々の家の敷地前に引き取ります。
雪かきに出てこなかったドンじじの家の前にも、少し置かせてくださいねぇと、
ご近所サンが声掛けをし、了承を得たので置かせてもらいました。
道も綺麗になりました。
雪かき大変だったけど、偶には良い運動だね~とか、端っこに寄せとかないと、
子供たち危ないものね~と話しながら、楽しく雪かき出来ました。
そして、達成感に満ち溢れたメンバーはお開きになりました。
その日の夕方、恐ろしい光景を目にしました。。
端っこに置いたはずの雪が、道路に散乱しているのです。
せっかく皆で綺麗にしたのに。。
お察しの通り犯人はドンじじでした。
「こうして、ばら撒いておくと、雪は早く溶けるから!」
と、褒めてくれと言わんばかりに、わざわざ言いにきました。
ドンじじのばら撒いた雪は、早々溶けることもなく、
道を通る車は、乗り上げたり、スリップしてしまう。
登校中の児童は、スッテンコロリンと行く危険度が上がったというお粗末さ。。
そもそも雪かきをした意味が、ゼロじゃないか。。。
しかも自分の敷地近くに置かれた雪は、よその敷地近くに
ばら撒いた模様。。
ドンじじの家の前だけ、春の訪れを感じさせる光景でした。。
ここは、ご近所代表で、
あなたの名台詞を
是非あなたに捧げたい。
「バカ野郎…」
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