ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

長男のこと(2016中学受験)その7

今から二年前のこの日も、朝から大移動でした。
最初に本命校の入学許可書を頂きにいきました。
さすがの息子も嬉しかったらしく、ヤッター!と、
ピョンピョン跳ねていました。
(合格証は、母が貰って来ちゃったからね…。)
息子を見ていた先生方が、ニコニコ笑って下さっていたので、
この学校にご縁があって、本当に良かったなぁと思いました。


手続きを終わらせB校に向かいました。
B校の校風が大好きだったわたしは、後ろ髪を引かれていました。
引かれまくっていました。。
この期に及んでも、辞退なんて勿体ないと、思っていました。
押さえの学校で落ちたらヤバし!と思っていたので、
本命校よりも過去問を解かせました。
完璧な状態で仕上げた自負もありました。
その分、愛着もありました。。
でも、息子が行きたい学校に行くのが1番。
こればかりは、仕方ありません。
前の晩に「失礼のない辞退の仕方」をネットで調べ、
学校に着くまで心の中で、何度も練習しておきました。
B校を受けさせて下さってありがとうございました!と、
感謝の気持ちでいっぱいでした。


学校に着くと人はまばらで、A校の時の様な賑わいはありません。
奥の方に張り出されている、合格掲示板の近くにも、人影はありませんでした。
……。
まぁ、あっちの手続きで来るの遅くなっちゃったしね。。


「誰もいないね。
 とりあえず、ボク見てくるよ。」


又しても先に息子は行ってしまいましたが、
わたしはいよいよ、練習の成果を受け付けで言わないといけないという
プレッシャーで、頭がいっぱいでした。


その時、息子が遠くから大声で言いました。


「母ちゃん~。
     なんかさぁ。
        番号がないやぁ~。
               おっかしいなぁ~。」
……。
はい?
慌てて番号を確認しに行きました。
確かに……ない。。


こうしてネットで調べた「失礼のない辞退の仕方」を使うこともなく
我が家の受験は終わりました。


2月校
      1勝2敗…。
おい!危なかったじゃないか。
             バカ息子~!!


受験が終わり、塾の仲良しママさんに言われました。
「いやいや、結果があなたのお家らしくて面白い」って。


面白いかぁ♪
  おもしろいかぁ?
でもまぁ確かに、息子とああだこうだと言いながら過ごした日々は、
なかなか楽しかったかもしれないな。
そんな風に思えた長男の中学受験でした。


                おわり