次男のこと(日常)その3
近所に住んでいるドンじじは、やっぱり次男の天敵だ。
気温がぐんぐん上がってくると、ドンじじの着ている衣服は
1枚2枚と減っていき、最終的にはパンツ一丁になる。
そんな姿で縁側で、爪を切ったり、お得意のラッパをプピーと鳴らす。
気に入らないのは次男坊。
「なんで、ハダカんぼでいるんだよ!恥ずかしくないのかぁ!!
赤ちゃんじゃないんだぞ!!」と、毎回たいそうご立腹…。
ドンじじは、またもやパンツ一丁で縁側で爪を切っていた。
傍らには、相棒のラッパが置いてありました。
それを見た次男坊は、早速ブツブツ憎まれ口を叩く。。
「まぁまぁ、そんなに怒らなくったって良いじゃん。ある意味凄い
人だよ。パンツ一丁で外に出ちゃうんだから。立派だよ。」
わたしのてきとうな言葉のせいで、
ヘンなスィッチが発動してしまった次男…。
「そんなコトくらい僕だって出来るよ!!」
と凄い剣幕で怒って、パンツ一丁で外に出て行ってしまった。。
勢いよく出て行ったのは良いものの、何をしたらよいのか分からずに、
あきらかに途方に暮れている次男坊。。
そんな次男に気が付いて、ドンじじが笑顔で話しかけてきた。
「よう!坊主。
オジサンと同じ格好だ!
仲間だな!!」
次男は静かに帰ってきました。。
『仲間』と言うフレーズにプライドが傷ついたのでしょう…。
いやいや~。子供に適当なコトを言ったらいけないなぁ。。
なんて思いながら、ポロポロ泣く次男を慰めていたら、
流れてきたのは、ドンじじのラッパ音。。
いつもよりヘタクソで、元気なプピーっっの音。。
「だから!!毎日毎日プピョーってうるさいんだってば!!」
とうとう次男はワンワン泣き出した。。。
ドンじじさんよ。。
やるもんだ。
次男を煽るにはもってこいの演出だよ…。
と思った出来事でした。。。
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