ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

長女のこと その22

3月21日は春分の日でしたね。
国民の祝日ということで、もちろん学校はお休みでした。
春分の日は、二十四節気の一つにあたりますが、子供が幼少期の頃から、
二十四節気のことや、季節の行事などは、かなり意識してきました。
小さい頃から覚えておいた方が何かと良いらしいよ!と、
実にアバウトなアドバイスを、母にされたのがキッカケでした。
まぁ、四季折々の景色を楽しめる日本に生まれてきたのだから、
行事を覚えちゃいますか!って感じでした。


そして迎えた、「春分の日」
ムスメに聞かれました。
「今日はなんで学校が休みなんだっけ?
 皇太子さんとかの誕生日?」
……。
なんで陛下をすっ飛ばして、皇太子さまの誕生日にしちゃった?
毎年、この時期に春分の日だねって話しているのにねぇ。
まぁ、いいや。。


「今日は春分の日だよ。
 昼と夜の長さが等しくなる~って話、毎年してるじゃん。」


「へぇ~。
 そうなんだ!そりゃ初耳だわ。」
……。
おい。
初耳だわ。じゃないだろう。
去年は「もう、分かったから耳にタコ!」って言ってたくせに。。


「もしかしてさ。
 母ちゃんが「新聞の日」って言ってたのと同じ日?
 中日が優勝したとかなんとか言ってたやつ?」
……。
春分と新聞…。
確かに似ている。。
ムスメなら聞き間違いしそうだ。。
でも、「中日が優勝した」なんて話したことないぞ。


「悲願の中日って言ってたよ。
 だから優勝したんでしょ?
 それで、新聞に載ったから祝日だよって話じゃないの?
 『新聞の日』ってことは、そういうことでしょ?」
                              」
……。
確実に言ってない。
どこをどう間違えたら、そうなるんだ。。


悲願。。
  ひがん…。
      彼岸!!


「馬鹿ムスメ!!
 そりゃぁ、「ひがん」違いだよ。
 やっと謎が解けた。
 アンタ人の話を全く聞いてないね。」
……。
毎年毎年、しつこい位伝えているのに、なぜ頭に入らない。
中日は野球の球団名と勘違いしていたと判明。
春分の日は、「彼岸の中日」
これが正解。。


「なんだか難しい話だね。
 とりあえず中日が、悲願の優勝をした日ではない!ってことね。
 新聞に載らなかった日ですよ~って覚えればいいのね。」


そんな日が祝日になるかい!!
箸にも棒にも掛からぬムスメとの会話。
また一から教えなければ。。
これがADHDのムスメを持つ、わたしの日常。
珍しい話ではございません。

長男のこと(日常)その12

やたらと休みが多い、長男の学校。
期末試験が終わったと思ったら、先生方は試験のマル付けがあるので、生徒はお休み。
それが終わり二日ほど学校に行き、黙想会というものに突入し、また休み。


そもそも黙想会とは、日常から離れて心と体を癒し、今までの人生を振り返ったり、
これからのコトを色々考えたり、お祈りしたりするそうです。


長男の学校は宗教色が全く強くないので、自由参加。
参加しない子供たちにはただの連休。。
長男は友達の家に泊まりに行って、ゲーム三昧。
友達と映画やボーリングにも行ってきました。
息子達をみたところ、特に人生を振り返った様子も、これから先のコトを
考えた様子も見受けられないので、やはりただの連休になってしまったみたいです。
学校側からソレっぽい宿題が出たら、少しは考えざる負えないのでしょうが、
残念ながら出ていないので、来年に期待しておきます。


黙想会が終わったので、昨日は修了式でした。
今日から春休みに突入しますが、4月になってからは、6日にチラッと登校し、
9日にやっと始業式。。
3週間近くも家に居られると、迷惑以外なんでもない。。


「まぁ、人生楽しんでなんぼ!って思っている学校だからね。
 先生もゆっくりしたいだろうしさ。
 生徒の休みの日が多いのも、そういうことでしょう。
 ほら、バカなことして楽しめ!が学校のスローガンだから。」
……。
アホ息子。
そんな訳あるかい!!


ノンキな息子の学校ですが、今年の東大合格者を伸ばしたそうで、
ネットでも書き込みが、されていました。
面白いなぁと思うのは、部外者と思われる方の、学校に対する噂話。
息子の学校の保護者の悪口なんかも載ってます。
そんな人見たことないがな!って思える人物像を、
あたかも、学校には、うじゃうじゃ居る風に書くんですよね。
モンスターペアレントだらけになっちゃいますよ!って感じです(笑)


学校で紙飛行機を飛ばして遊んでいる息子の話を聞いたり、
他の親御さんとお話して思うのは、間違いなく


「ノンキな学校」
    なんだけどなぁ。

わたしのこと その6

パチモンのパーマンセットでごっこ遊びをしていたあの頃。
ごっこ遊びも日を追うごとに、ステップアップしていきました。
小さいころ、わたしも含め周りの子供は、みんな少しアホでした。


ある日「今日は高めの所から飛んでみよう!」という事になりました。
その日はわたしを含めて5人くらいパーマンがいました。
じゃんけんで、飛ぶ順番を決めました。
勝負はすぐに決まりました。
パーを出したわたしの一人勝ちです。


1番に飛べる嬉しさで、やったぁ!!と、これ見よがしに高々と、
パーの手を掲げました。
……。
『今までちょっとニセモノ扱いだったけど、ここが見せドコロ!
 いっちょやってやるぜ!!』
『見てなよ!マントはなんだかへなちょこだけど、凄い飛ぶよ!』
意気揚々とスタート地点に立ち、
それ飛ぶぞ!!となった時に、いちゃもんを付けてくる男の子が現れました。
最初にわたしを、ニセパーマンだと見破った男の子です。


「お前はニセモノだから、最後だぞ~!
 本物が先だぞ!
 あんなジャンケンは無しだ!」
そう言い放ち、わたしを押しのけて彼は飛びました。


そして数秒後、「痛いよぉ!!」と彼は泣いていました。
威張りんぼうのパーマンは、右手を骨折してしまいました。


その件以来、パーマンごっこは禁止になりました。
買ってもらって日が浅かったわたしは、
パーマンごっこが出来なくなってしまった現実を受け止めきれず、
ひとり、パーマンセットを着ては、家の隅っこで泣いていました。


今でも、パーマンを見ると熱いものがこみ上げてきます。
もしかしたら、わたしのパーマンセットなら
「いい線」いけたんじゃないかと。。


そして心から思うのです。
一番に飛べなくてなって良かったと。。


それが今、大人になったわたしが抱く、
相反したパーマンセットに対する想いです。


パーマンセット、ヤフオクで誰かさんが出品中のようです。
試したい方は、是非どうぞ。。