ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

長女のこと(日常)その19

振りかえ休みのムスメと温泉施設に行きました。
そこのお手洗いで、ちょっとしたトラブルが発生しました。
トイレの個室が一つだけ空いていました。
子供用のスリッパを履き、ムスメが入ろうとすると先客がいらっしゃいました。
ドアを開けたまま、されていたご様子。
ムスメは少し固まってから、すみませんと言って戻ってきましたが、
先客さんが騒ぎ出しました。
「スリッパ無かったでしょう?
 なんで、入ってくるのよ~!
 わたしはトイレのドア開ける派なのよ!
 見られたら恥ずかしいじゃないの。」と。
……。
うぁっ。
言ってる事が矛盾しているよ。
先客さん、スーパーの半額セールとかで、
いきなり人のかごの中身を指差ししてきて、
「その総菜、そもそもわたしが先に狙ってたのよ」とか、大声で言うタイプの人だぁ。
その手のタイプには関わらないのが1番。。
巻き込まれたくないし、上の階のトイレに行こうかと、その場を立ち去ろうとしたとき、
ムスメは先客さんの元へ行ってしまいました。。


「わたしは、まだ子供です。
 だから子供用のスリッパを履いて、トイレまでやってきました。
 ここは、皆が使うトイレです。
 ドアを開ける派の人はお家で開けてください。
 見られて恥ずかしいなら閉めて下さい。」
……。
地団駄を踏んで、耳を塞いで怒っているムスメ。
本気で怒っている証拠。
久しぶりに見た気がしました。
そして更にムスメは続けました。。


 「因みにわたしは、ドアを閉める派です。
  そして、開ける派の人の姿を見たくはありませんでした。
  怒られて凄くイヤな気分になりました。
  そしてあなたが恥ずかしいと思うので、あなたの姿はみていません。
  それだけは、伝えておきます。」
……。
きっと先客さんは、便座に座ったまま、ポカンっとしてしまったことでしょう。。
ムスメは言うだけ言って、ズカズカ歩いて立ち去りました。


ほっぺたをフグのようにプクっと膨らませて、ムスメは黙っていました。
しばらくして落ち着いてから、ムスメは話し出しました。


「あの人さ、毎回『ドアを開ける派です!』
 って閉める派の人が見ちゃったら怒っているのかね。。
 そう考えると、開ける派の人も大変だね。
 覗かれやしないか、気にしていなきゃいけないじゃん。
 ……。
 そろそろ国に言って、安倍さんになんとかしてもらった方がいいね。
 そしたら、わたしも怒らなくて済んだのになぁ。。」
 


安倍さんに言っても
「恥ずかしいなら閉めて下さい」で、終わってしまうと思うけど。。


ムスメの対応があってたかどうかは微妙だけど。
でも、ハッキリと自分の気持ちを。
地団駄踏みながらでも、耳を塞ぎながらでも
相手に伝えられたムスメは、
成長したなぁ。やるもんだ!と思いました。



長女のこと(日常)その18

文化祭の振り替えとやらで、ムスメが二日ほどお休みです。
そんなにふりかえらなくても良いのになぁと思いつつ、
ムスメと朝ご飯を食べていた時に、

「母ちゃんってさ。
 メンタルが強いよね。
 なんだかんだ言っても図太い気がする。」と言われました。
……。
彼女なりの褒めコトバなのだろうか。。
「図太い」は、なんか褒められてない気もするけど。
まぁ、いいや。。


「母ちゃんはアレだね。
 兄ちゃんの成績がへなちょこだったり、
 弟のさ、カメみたいなノンビリなトコに慣れたから
 強くなったんじゃないかな。
 わたし的にはそういうことだと思うよ。」
……。
ムスメさん。
自分のことは、何故言わぬ(笑)
まぁ、子供を産んで育てると色々あるからね。
当たらずとも遠からずってヤツかもね。


「……。
 当たったんだか、ハズレたんだかは、わたしは知ったこっちゃないけどさ。
 母ちゃんのメンタルがいっちょ前になって良かったね。」
 


……。
あざ~す。。

長女のこと(中学生活)その23

ムスメの学校の文化祭が週末にありました。
ムスメは行事がすこぶる苦手です。
日常のリズムが狂うので、アワワワって感じになるみたいです。
今回もご多分に漏れず、1週間前からパニックになっていました。


「今週は、いつもと同じ授業じゃないんだってさ。
 文化祭の準備するんだってさ。
 わたしはボーっとしてたら良いって話?」
……。
ボーっとしてたらダメだろう。。
なんか手伝いとかするんじゃないの?
文化祭なんだからさ。


「そうだった。
 わたし、催し物の手伝いするんだった。
 どうしよう。わたし何したら良いんだろう。」
……。
えっ?
母ちゃんは、知らんがな。。
先輩とか、先生に聞いてみたらどう?
わたし何をしたらよいですか~って。。


「そうだね。
 聞いてみる。それが1番だね。
 でも考えてみたら、わたしの仕事は何か、メモに書いてきたんだ。
 ただ、何て書いてあるか読めないの。
 気のせい?」
……。
そりゃぁ、アンタが字を丁寧に書かないからだろうさ。
気のせい?って聞かれたら
「気のせいではありませんね」としか、こっちは答えようがないよ。
……。
「そうか。
 その通りだね。
 じゃぁ、とりあえず字を丁寧に書く練習をしてくる。」


こうして彼女は、2階に字の練習をしに行かれました。
そうして30分後くらいに、彼女は気が付きます。


「さっきの話なんだけど、
 今更さ、字の練習をしても意味がない気がするんだよ。
 気のせい?」


……。
あえて言おうじゃないか。
ムスメよ。
君が言う「気のせい?」は、十中八九、毎回気のせいではないよ。
とりあえず、、君がメモに書いた字の分析を始めようか。
そして、君の仕事は何か思い出そう。

……。
毎回こんな感じで過ごしています。。


     文化祭無事に終わって良かった。。