ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

ムスメの友人たちの小説作り

ムスメの友人達の間で、友人二人で小説を作るのが流行っています。
2ページ書いたら、相手に回しを繰り返し、壮大な物語をつくるそう。
ムスメは読者に専念し、小説作りには参加していません。
わたしは読ませてもらったことはないのですが、ムスメが言うには
それぞれ熱の入れようが半端ないんだけど、ジャンルが違いすぎるのだそう。
「獣医になりたい女の子の成長物語を最初の子が書いてたのに、
 次の子が書くことによって、イケメン登場でラブな感じになっちゃってさ。
 お互いが自分の番の時に、好きなジャンルを書きたくて戦っている感じなんだよ。」
……。
おぉっ!
でもそれだと、成長物語を書いている子が圧倒的に不利だね~。
どうしてもラブ感が強いと、若干物語での主人公の成長が遅れちゃうよね(笑)


「それがさ、負けていなかったんだよ。
 獣医になりたい女の子、自分の番の出だしで必ず毎回イケメンを振るんだよ。
 相手の文を抹消するがごとく、こっぴどく振るの。
 そして動物の手術をするの。
 それ、お約束ね。」
……。
おぉっ!
毎回イケメンを振るのか!
物語とはいえ、女の子モテモテだねぇ。
毎回モテすぎてどうしていいのやらって感じだね。


「うん…。
 それが原因か分からないんだけど、成長物語を書いてた方も最近ラブな文を
 書き始めてしまってさ、なんか…最後イケメンとくっついた。」
……。
あっ…そうきたか。。


「別にイケメンとくっつくのは構わないんだけどさ。
 手術しないと!って言ってた主人公がイケメンくんに告白されて
 いきなりハワイに旅立ったってなんだよって感じ。
 今までのイケメンは、こっぴどく振っていただろう!って感じ。
 獣医なんだからハワイに行くより、まず動物でしょう!って思うのね。
 今までなら主人公もそうしてきたんだから。
 だから友達に手術はどうなったの?って聞いたの。
 そしたらなんて言ったと思う?」
……?


「その件は、放っておいていいよだってさ。」
…そうきましたか(笑)


「読んでこんなにモヤモヤした話、久しぶりだわ。
 なんか、魔性の女の生き様を読んだ気分だよ。」


たぶん書きたかった話とは、方向性がだいぶズレていそうだね(笑)
だけど友達の作った物語に、ツッコミを入れるようになった
あなたの成長は感じましたよ(笑)
めでたし、めでたし。

害獣駆除の松本さん その2

松本さんの活躍により、無事点検が終わりました。
パパイヤ体形だからか分かりませんが、もの凄く汗を掻いていたので、
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。


多少お値段が張ったとしたって、構わない…。
松本さんが頑張ってくれたのだから!
図々しくも居候していたアイツをやっつけてやって下さい!!
わたしがそんな気持ちでいっぱいの中、松本さんが口を開きました。


「なんか、凄く言いづらいんですけどね。
 端的に言っちゃうと、特に何も居ません。
 フンも無ければ、足跡すら無いんですよね。。」
……。
えっ…?
めちゃくちゃ足音してたんですけど。。
居ないんですか?
「う~ん。
 もしかすると、コウモリとかがチラッといたのかも。
 でも、本当に形跡も無いし、匂いもないんですよ。
 結論から言ってしまうと、何もしなくて良いかなって感じです。」


その後松本さんは、家の外の害獣が侵入できそうな経路を確認してくれました。
害獣を寄せ付けないためのアドバイスもしてくれました。
私と旦那はただただペコペコ感謝をし、松本さんを見送りました。


何も居なかったのは喜ばしいことだけど、いったい何だったんだろう。
チラッと寄って人間を惑わせるなんて、質の悪い害獣だな。
でも、帰ってくれただけ有難いのかも。


その後、足音は一度も聞いていません。
対策方法まで教えてもらったのに、何のお礼も出来ず申し訳ない。
本物の害獣が居座った時には、松本さんにお世話になろう。
月日さえ流れれば、優しい松本さんだもの。
ミシミシ音を立てずとも、きっと天袋に入れるはず。
何にしてもありがとう、松本さん。

害獣駆除の松本さん その1

害獣駆除の松本さんがやってきました。
作業服姿にマスクといういで立ちでした。
松本さんは、パパイヤ鈴木さんみたいな体格の方でした。
凄くいい人の松本さん、最初に料金の説明をしてくれました。


「僕は会社から雇われている身なので、駆除代を安くすることは出来ません。
 そこは本当にごめんなさい。
 ただ、その分きっちり仕事はさせて頂きますし、お客様を助けられる
 部分は無償でやらせていただきますので、遠慮なく言ってください。」
……。
松本さん、アンタとっても良い人だよ。
そんなことを言われたら、多少高くても貴方にお願いしてしまうよ。
旦那も同じことを思ったそうです。


最初に一階と二階の天袋から入り込み、獣の形跡を確かめるそうです。
じゃぁ、点検に入ります!と、軽快に脚立を登った松本さんですが、
パパイヤ体形が災いしてか、天袋になかなか入れません。。
そのうちウンウン唸りながらも無理やり入ろうとする松本さん。
なんとなく見ていた私たちもハラハラしてきました。
そのうち、ミシミシと音が聞こえてきました。
明らかに松本さんの動きと連動しています。
……。
なんかアレだね。。松本さんの唸り声と振動を聞いてさ、
ハクビシンも今ゴロ逃げ出しているかもしれないね。
それはそれでさ、地球に優しい『新たな駆除方法』なのかもしれないね。。


そんなこんなで、点検がスタートすることになりました。
さてさて、我が家に住み付いている不届き者は誰なのか。
それはまた次回にでも。