ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

違う家に住む家族のこと(ちち)その9

いつまでも父のモテ期を見守っていても仕方がないので、
「おぅ!調子はどうだい?」と、父に声を掛けてみました。
父もわたしの顔をみて、おぅ!と右手をゆっくり上げました。
声に反応したばあ様たちがジーっとわたしを見つめてきます。
そして、決して【ムスメ】には言ってはいけない禁句を口にします。


「なんだい。
 嫁さんかい?
 えらく若い嫁さんだね!」


嫁!!!!!?
ばあ様よ!
勘弁してください!!
わたしまだまだピチピチっすよ。
いくらなんでも、嫁には見えんでしょ?
ちょっと、父さんも!
ちゃんと訂正して下さいな!!
「一人娘ですぅ。
気立ての良い子ですぅ。」
それくらい言っちゃってもバチあたらんがな。


父は、わたしの顔をマジマジと見た。
そして答えました。


「おぉ、女房だな。
 俺の一つ上だ。
 姉さん女房なんだ。」


……。
それは、母のことだろう!!
高次脳機能障害の父。
テレビの内容やその場の会話に合わせて、勝手に話をつくる才能をもつ。。


それを聞いたばあ様が口を開く。
「姉さん女房かい?
 アンタ良い男見つけたね。
 幸せもんだよ。」


本当にね~。
しあわせ者だねぇと、口々にいうばあ様たち。


これは、「ショートステイあるある」なのだろうか。。
ひょっこり会いに行っただけなのに。
こんな目に遭うなんて。。


次回は本当の女房と行こう。。
そしてわたしは、ピチピチさをアピール致しましょう。
そう誓った、父との面会でした。