ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

母の愛は偉大とは限らない。

本日の神奈川、天気予報通りに雪が降りました。
昨日は恐ろしく暑かったのに、異常気象も甚だしいな。
巷を賑わすコロナの影響で、もちろん学校もお休みです。
しかし、子供が通う放課後デイも、父が通うデイやショートステイも通常通り。
本当に有難いです。
不要不急の外出は避けつつ、家族でゆっくり過ごしています。


そんな中、心配性の私の母は口を開けば「コロナ、コロナ」と騒いでいます。
隣で同じ番組を観ていたというのに、「○○で感染者がでた!」と教えてくれます。
暇を見つけては、ブシュっ―と私にアルコールを吹き付けてくれます。
母の愛の力で、殺虫剤で追い掛け回される、虫の気持ちがなんとなく理解できました。


「私はね。
 何より怖いのは、コロナにかかって周りに迷惑をかけることなの。
 だから用心しているんだよ。」と母が言う。
……。
確かにね。コロナにかかってしまったら、
追跡調査とかあるだろうし、濃厚接触者は誰だ!とかあるもんね。。


「そうだよ。
 だからこんなに警戒しているんだよ。
 じゃなきゃ娘の顔にアルコール消毒なんかひっかけやしないよ。」
……。
って言うかさ。
アルコール消毒って顔にブシュっーってかけるもんなの?
わたし結構な頻度でかけられてる気がするけどさ。
実は初耳なんだけど。。


「さぁ?手の消毒が出来るんだから、似たようなもんでしょ?
 ……あれ?これ顔は駄目だって原液ボトルの方に書いてある!
 馬鹿な子だね。顔急いで洗ってきな!!」


……おいっっ!!!
馬鹿な子はアンタの方だよ。
入れ替えて薄めていたスプレーだったので、事なきを得ましたが
「とんだ母の愛」でえらい目に遭いました。
コロナが早く落ち着きますように……。

最近思い出すこと。

最近テレビでとある学校の生徒さん達を見かけます。
とある学校は、長男が小学5年生まで、第一志望だった中学校でした。
とにかく「私立」って感じの学校で、校舎も奇麗だし雰囲気も良かった。
当時ママさん達からの評判はピカイチで、一度学校を見学すると、
子供よりもママさん達が魅了されていました。
中学校に鳴り響く鐘の音を録音し、目覚まし代わりに使う家庭もしばしば。。
ご多忙に漏れず我が家もその波に乗っかりました(笑)


そんな素敵な鐘が鳴り響く中学校の校長先生。
とにかく親御さんに、気さくに話かけてくれました。
学校の素晴らしい部分も余すことなく教えてくれました。
そして敏腕経営者の一面ものぞかせてくれました。
「庭にオリーブの木を植えているんです。
 あれが実ったら加工して、文化祭で販売しようと思っているんですよ。
 受験生だったら購入してくれるかなと思って。」
……。
買います。
受験生の親御さん、間違いなく買います。
憧れの学校で育ったオリーブ。
何よりもご利益がありそうじゃないですか!
わたしがそう話すと、先生は満面の笑みで
「そうですよね。
 まだ、構想段階なんですけど、いい案ですよね。
 販売したら、お守りがわりに是非おひとつ!
 そして是非わが校へいらして下さい。
 お待ちしています。」
……。
気さくで商売上手な校長先生。
なんて素敵なんでしょう!!


一つ上のお子さんの受験日の様子や、合格発表の様子を見に行ったり、
文化祭で制服を着させてもらい写真を撮ったり、かなり熱を入れた学校でしたが、
我が家は結局受験しませんでした。
理由は「経済格差」を感じてしまったこと。
本当に素敵な学校だけど、入学したら親子共々背伸びして疲れるのでは?と
思ったからです。


息子は真逆のタイプの学校に進学しました。
めちゃくちゃ楽しそうな息子をみると、選択は正解だったなと思います。
ただ、テレビで活躍する生徒さんをみると、あちらに進学していたら
泥んこ息子ではなく、ジェントルマンな息子になったかもしれないと
想像してしまいます(笑)


たまに、素敵な学校の制服を着た小学校の息子の写真をみると、
少しニヤニヤしてしまいます。


そして結局オリーブは発売されたのか、今でも少し気になります。。

次男坊にとっての禁句

中学一年生の次男坊は、公立中学校の支援級に在籍しています。
辛気臭いのは相変わらずですが、彼にもとうとうやって来たのは
思春期特有の反抗期。。
いつもプリプリしています。


反抗期の対処法として我が家が活用している技があります。
「ひなげしの花であの人の心を占う」歌で有名な某歌手さん。
彼女の子育て論に感銘を受け、わたしもマネをさせて頂きました。


「思春期にはホルモンが出てくる。イライラするのはホルモンのせい。
 だから、母ちゃんのせいでもなくアンタのせいでもない。
 つまり、ホルモンのせいなんだ。」と。
……。
素晴らしい!
これを活用しない手はないだろう。
そして、フルに活用し長男とムスメは見事クリア。
しかし、次男坊はハマってはくれませんでした。


プリプリ次男坊にお馴染みのセリフを口にすると、
「ホルモン、ホルモン煩いだよ!
 黙れ~!!」と、お怒りになる。
……。
あらまぁ。
次男坊、ホルモンの威勢が良すぎる。。


そんな中、次男の学校の個別面談がありました。
次男からアンケートを事前にとったらしく、それを見せてくれました。


好きな言葉はなんですか?
「ホルモン以外」
最近嫌なことはありましたか?
「ホルモンの話を散々聞かされたこと。」
先生に言いたいことはありますか?
「ホルモンって言葉を言わないでください。」
……。
う~ん。
そんなにお嫌いですが、ホルモン。。
どうやら母のパクリ技は通じないみたい。
わたしも、ひなげしの花で占ったら次男の心が分かるかな。
とりあえず、次男にホルモンは禁句のようだ。