最近思い出すこと。
最近テレビでとある学校の生徒さん達を見かけます。
とある学校は、長男が小学5年生まで、第一志望だった中学校でした。
とにかく「私立」って感じの学校で、校舎も奇麗だし雰囲気も良かった。
当時ママさん達からの評判はピカイチで、一度学校を見学すると、
子供よりもママさん達が魅了されていました。
中学校に鳴り響く鐘の音を録音し、目覚まし代わりに使う家庭もしばしば。。
ご多忙に漏れず我が家もその波に乗っかりました(笑)
そんな素敵な鐘が鳴り響く中学校の校長先生。
とにかく親御さんに、気さくに話かけてくれました。
学校の素晴らしい部分も余すことなく教えてくれました。
そして敏腕経営者の一面ものぞかせてくれました。
「庭にオリーブの木を植えているんです。
あれが実ったら加工して、文化祭で販売しようと思っているんですよ。
受験生だったら購入してくれるかなと思って。」
……。
買います。
受験生の親御さん、間違いなく買います。
憧れの学校で育ったオリーブ。
何よりもご利益がありそうじゃないですか!
わたしがそう話すと、先生は満面の笑みで
「そうですよね。
まだ、構想段階なんですけど、いい案ですよね。
販売したら、お守りがわりに是非おひとつ!
そして是非わが校へいらして下さい。
お待ちしています。」
……。
気さくで商売上手な校長先生。
なんて素敵なんでしょう!!
一つ上のお子さんの受験日の様子や、合格発表の様子を見に行ったり、
文化祭で制服を着させてもらい写真を撮ったり、かなり熱を入れた学校でしたが、
我が家は結局受験しませんでした。
理由は「経済格差」を感じてしまったこと。
本当に素敵な学校だけど、入学したら親子共々背伸びして疲れるのでは?と
思ったからです。
息子は真逆のタイプの学校に進学しました。
めちゃくちゃ楽しそうな息子をみると、選択は正解だったなと思います。
ただ、テレビで活躍する生徒さんをみると、あちらに進学していたら
泥んこ息子ではなく、ジェントルマンな息子になったかもしれないと
想像してしまいます(笑)
たまに、素敵な学校の制服を着た小学校の息子の写真をみると、
少しニヤニヤしてしまいます。
そして結局オリーブは発売されたのか、今でも少し気になります。。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。