さて、前回の続き。。
しゅうとめさんの顔を見に行ったお話。
ムスメとしゅうとめさんは、話はかみ合っていない事が多いのですが、
二人のやり取りは、いつも何だかほのぼのしています。
出会うと大抵ハグから始まります。
そして発する言葉が毎回一緒。。
「おばあちゃん、何だかちっこくなっちゃったね。」
「そうかい?あれま!!いつの間にやら背が抜かされちゃったねぇ。」
……。
この出だしの会話。
かれこれ3年は聞いている気がする。
二人がアハハ!と楽しそうなので、突っ込んだりしないけどさ。
今回ビックリしたのはムスメが持ってきた口紅でした。
親戚から貰ったハワイのお土産の口紅を、しゅうとめさんに塗っていました。
ムスメも塗っていました。
お化粧なんかしたことがないムスメが塗ったもんだから、
二人とも、オバケのQちゃんみたいになっていました。。
……。
なんでそんなもんを、ばあちゃんに塗ってんの?
しかもソレなかなか落ちないのに。。
「えっ?
だって死んじゃったら化粧するって聞いたから、
練習しようっておばあちゃんと決めたんだよ。
ばあちゃん、可愛くない?」
……。
Qちゃんみたいだね。。
でも可愛くは…ナイかもなぁ。。
しかし、二人してなんちゅう練習してんのさ。。
不謹慎すぎて、他の人が聞いたら呆れるよ。。
お母さん、断っていいんだよ。
すると、しゅうとめさんが言いました。
「あらやだ。
素敵な練習じゃない。
可愛い孫娘にお化粧してもらえて旅立てるなんて、
幸せとよ~。もう、な~んにもいらんとよ。」
その後も二人で楽しそうに、お化粧の練習をしていました。
ムスメの提案を、素敵と言えてしまえるしゅうとめさん。。
すっごく懐の広い人だなぁと感じた出来事でした。