ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

長女のこと(中学生活)その19

ムスメの学校は、漫画やゲームの持ち込みが認められています。
学校が始まる前とか、放課後に使用しても良いそう。。
コミュニケーションを取るのが苦手な子も多いので、
それらのツールをきっかけに、会話が弾むだろう。
『YOU達、お話して仲良くなっちゃいなヨゥ!』というのが学校の狙いらしい。
そんな環境なので、ムスメはお友達から漫画を借りてくることもしばしば。。
その漫画を家族でチョイとお借りして読むこともしばしば。。


ある日、気になっていた漫画の続きをムスメが借りてきました。
待ってました!と家族みんなで群がりましたが、ムスメから許可がおりません。


「なんで読ましてくれないのさ、ケチンボだね。 
 読ましてくれたって良いじゃん!」
みんなでブーブー言いました。
するとムスメが
「貸したい気持ちはヤマヤマなんだけど、
 この漫画の扱い方に困っているの!」
と、漫画本を寄こしてきました。
……。
なんだこりゃ!
グチャって丸められたティッシュペーパーが、漫画の至る所に挟まっている!
友達よ。ティッシュを折りたたんで挟むんじゃなくて、なぜにグチャっとしちゃった?
しかも、これじゃぁ、漫画が隠れて読めないよ。
それに挟まりすぎてて、なんだか怖くて読む気がしないぞ。。
なんなのこれは?


「しおりの代わりかな?って聞いたんだけど、違うみたいでさ。
 気にしなくていいからね。でも決して外さないで!って渡されたの。
 だから貸せないの。分かった?」
……。
既に家族は誰も読む気がなくなりました。
とりあえずティッシュを外さす読んだというムスメから、全く要領の得ない
訳の分からないあらすじを聞いて終わりました。


グチャって丸めてあるティッシュが何か所も挟まっていると、
人って若干恐怖を感じ、漫画を読む気が失せるんだなぁという学びと、
お友達は、いったい何がしたかったのかな?
というナゾだけが残りました。


 



長男のこと(日常)その9

相変わらずヘッポコな点数で終わった中間テスト。
『やる気スイッチ』は中学受験が終わると共に、
彼は投げ捨てたんじゃなかろうかと思う今日この頃。。


つい最近、中学のお友達と将来について話し合ったそう。
右も左も見事に医師志望ばかりで、やっぱりかと思ったそう。
「入る前から、多いのは知ってはいたけどさ。
 みんな『俺も医師志望!』ってハイハイ手をあげるからさ。
 まぁ、僕もなりたい一員だから言うのもなんだけどさ。
 つまんねぇ~って思ったんだよ。」
……。
誰か他の職業を言ってみろよ!みたいな?


「そうそう。
 医師以外誰か言おうよって。
 安定求めて医師だろ~?みたいなさ。」


「そしたら、全然違ってさ。
 AIが参入してくるから医療現場は劇的に変わるから面白いとか。
 iPS細胞を使った再生医療!これからもっと凄い時代が来る。
 救える命も増えるし、難病で苦しんでいる人、痛みから解放出来るかも!
 やべぇー!テンション上がる!!とかの話から、真面目な討論会が始まっちゃってさ。
 安定求めて医師になりたいって奴が1人もいなかったんだよ。」
 ……。
長男の学校らしいエピソード。
お調子者が多いけど、一本スジが通っている。
切磋琢磨出来る環境に身を置くことが出来て良かったね。。

「なんか、ホッとしたって言うか、僕も頑張ろうって思ったわけさ。
 母ちゃんに伝わるかな。
 この熱い気持ちがさぁ!」
……。
うんうん、伝わったよ。
伝わったからさ。
とりあえずアンタは、追試をクリアしてこいや!!



 



長女のこと(日常)その16

ムスメが風邪を引いたらしく、二日ほど学校を休んでいました。
二日目は熱もなく元気そうでしたが、前の日は割と熱が高かったので、
用心のため、お休みしました。
ずっと家にいるのもなんだから、チョイと気分転換を兼ねて、
近くのお店に買い物に行こうかと誘いました。
ムスメは行く気満々で、チャッチャカ用意を始めました。
そして最後に私の目の前で、耳鼻科で貰った耳に入れる水薬を耳に入れて
こぼれない様に首を傾げながら、
「準備は出来た。
 さぁ、行こう」と、言いました。
……。
何故、今さした、、?
ムスメが言うには、時間短縮になるから。
薬が耳に入っている間、寝ているのは時間の無駄だから。
これなら、歩いている間に時間が経つよ!と。。

……。
おいおい。
周りの人がみたら、なんで首傾げて歩いているの~?
おかしいね~!ってなるよとムスメに伝えると。


「えっ?
 今、耳に薬入っているんですよ。
 だからこぼれない様に首を傾げているんです!
 って言えばイイだけの話じゃん。。」
……。
この辺の感覚が、他の子と全く違う。
これがムスメの特性。。
ムスメの言動に、ガクっ~ってなる事や、ㇳホホってなる事もあるけれど、
面白い感覚だなって思う。そう思えた方が何倍も楽しいから。
いい加減にしなさい!って怒っても、お互い良いことはないって知っているから。
ただムスメには、こう思われてしまうかもよ!って事は必ず伝えます。
そう言う話をすると、「そうか~気をつけよう。」って時もあれば、
「えっ?意味が分からない。私は気にしないからいい!」って時もあります。
親として出来るのはここまで。危険な行為やひと様に迷惑をかけること以外なら、
後は彼女の判断に任せます。
それにしても耳に薬を入れたまま、首を傾けながら歩くなんて想像もつかなかった。。
ADHD、、やっぱり侮り難し。