ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

最近のできごと その4

先日、次男の支援級のお母さん達と立ち話をしました。
わたしの周りに限った話ですが、自分の子供の中に障害がある子がいた場合、
いわゆる健常者と呼ばれる他の子供には、『教育』に関して熱心です。
子供はそれぞれ個性が違うし、その子にあった進路を一緒に考えていくのは、
親として当然の義務だと思っていますが、特性のある子はとにかく手が掛かるし、
何かと心配事も多い。
『今の薬は合っているだろうか?
 症状落ち着いてきたかな?
 この件に関しては先生に相談した方がいいな。』
とか、考えることが山ほどあり、なにかと親も落ち着かない。。


一方、特性のない子供には「君はシッカリして下さい」感が親にある。
だから小さなうちから、色々とチャレンジさせたりする。


ダウン症のお子さんを持つお母さんの話。。
上のお子さんは健常者で、とても優秀。
その子が、他の家庭の健常者しかいないお子さんより良い結果を出すと、
『親はホッとする。』と、話していました。
障害のある子を育てているから感じるのかもと。
「うちの『この子』は、お宅の子達より出来ますよ!」
って思いたいドロドロした気持ちが、ヒョッコリ顔を出すことがあるんだと。
でも子供の結果が出ないとストレスも溜まるし、何よりイライラすると。
その気持ちと折り合いをつけるのが大変だと話していました。
……。
うちもアホ長男が追試とかになると、イラっとするのはそういうこと?
と、思わず聞いてしまいました。
「お宅はちがうわよ。
 だって、お兄ちゃん勉強頑張ってないじゃん(笑)」
……。
痛いところを突かれた。。
がんばろうっと。



















違う家に住む家族のこと(しゅうとめ)その3

夫と結婚する前に、しゅとめさんに聞かれたことがあります。
「あなたはどこの檀家?」と。
若かりし頃のわたしには何のことかサッパリ分からず、
はい?なんスカそれ?って感じだったのを覚えています。
夫の実家は、筋金入りのほにゃららカガクの信者さんです。
お勤め先もそちらだったりしたので、ホンマモンです。
ただ、面白いなぁと思うのは、4つ目辺りで今のところに落ち着いたそう。
それまでは、手をかざして病を治す教えや、踊って邪気を払うみたいな教えのところで
しゅうとめさん曰く、『修行』とやらを積んでいたそう。
でもどうやら合わなかったらしく、
「特に良いことも悪いこともなかったわねぇ。
散々踊ったのに残念だったわ~」と、ぼやいていました。
そうして、やっと出会ったのが今のところです。
見つけてきたのは今は亡き舅さん。
舅さんが、座禅を組んで黙とうしていたら、
教祖さんの書いた本からモクモク煙が出てきて、ピカリと光ったそう。


「オッたまげた!
 こりゃ、本物だ!」
舅の一言で、踊って邪気を払うのをアッサリとやめて、
家族みんなで、大移動したそう。
その頃はまだ出来立てホヤホヤだったので、会員さんは少なかったらしく、
しゅうとめさんから、会員番号が早いのをチョイチョイ自慢されました(笑)
イッコも羨ましくはなかったので、嫉妬をせずに済んだのは良かったです(笑)


何度も聞いた、『煙モクモクそのあとピカリ話』
誰も「そんなワケあるか~い!!」って突っ込まずに、そのまま大移動って
いう家族って、なかなかいないよなぁ~と思ってしまう。
……。
おっと、家族の悪口はいけませんね。
きっとわたし、邪気が溜まっているので、
邪気払いに、ひと踊りしなくては!!








長男のこと(日常)その8

昨日は急な休校になってしまった長男。
暇そうな彼と思い出話をしていました。
長男は小学校のころに山村留学を経験しています。
親元を離れ、よそのお家に住ませてもらい、1年間暮らしていました。
今でも頻繁に里親さんと連絡を取っているし、彼自身がぐ~んと成長出来たので、
良い経験が出来たなと思っています。


さて、悩んだのが彼が神奈川に戻って来てからの最初の夏休み。
どうしたものかと考えました。。
こちらの子供たちは、夏休みも基本遊びはゲーム。
ゲームも良いけど、去年まで1人で頑張っていたんだし、
何か山村留学にも負けない経験をさせてあげたい!
そんな気持ちがムクムク湧いてきました。
色々調べた結果、これだ!と思うものが見つかり長男に話しました。


「なんか夏にさ、高尾山で座禅や滝行なんかが出来るんだって。
 厳しい修行らしいよ。受けてきな。」
と、彼の今後に良かれと思い勧めました。


「ちょっと待ってよ。
 僕は坊さんになりたいわけじゃないのに、
 何故厳しい修行を受けないといけないんだよ!!」
と、完全拒否されました。
……。
そうきたか!
確かに一理あるけど、ここで引いたら負けになる。
負けじと更に勧めてみました。


「高尾山って噂によると凄いらしいよ。
 天狗伝説があるんだよ。
 修行を頑張れば、ヒョッコリ天狗が出てきて会えるかもよ!」
と、天狗をエサに、この話を推し進めようとしました。
しかし長男は既にお怒りモードで、わたしに言いました。。


「じゃぁ、母ちゃんに聞くけどさ!
 出て来た天狗と何話せって言うんだよ!」
……。
確かに!!
天狗とは「最近どうよ?」って仲ではない。
それじゃぁ、ムスコも会った時に辛かろう。。
そんな気持ちも生まれましたが、「でもさ~」とわたしが一言いうと、


「そんなに天狗に会いたきゃ母ちゃんが修行しなよ。
 滝に打たれて頭を冷やしてきたらいいよ!!」
と、至極当然の事を言われ、何も言えなくなったわたしは負けて、
この話はなくなりました。


今の長男に言わせると、
「僕の思い出ってこんなのばっかりだわ。
 しかもさ、よくよく考えたら修行しろってさ。
 あの時僕小3だから(笑)
 なんかいつもさ。
 母ちゃんに、しょうもない計画を立てられてた気がするわ。」
……。
そんなつもりはないぞ!!
オカシイな?と思った昔話でした。