ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

長女のこと(中学生活)その16

ムスメからの「誰でしょう!クイズ」は、毎回難問です。
今回は学校の宿題なのに、誰を調べてくればよいか忘れたそう。


「母ちゃんに、ヒントを出してあげるから、真剣に考えてね。
 外人の男ってことは、わたしも知っているから安心して。
 思い出せないのは名前なの。キッチリ当ててね。宿題できないから。。
 確かね、ポテトとかコーラーとかをいつも持っててさ、
 食いすぎだよ!って、わたし的に思うアメリカ人の名前なの。
 キャサリンとかマイケルとかが友達に居そうでさ。
 そんな人なの。
 一体だれさ?」
……。
誰さ?って聞かれても全くわかんないよ(笑)
あんたのイメージじゃなくてさ、その人の特徴とか知らないの?


「なんだ、そういうことね。
 母ちゃん早く言ってくれればいいのに。
 控えおろう!の人いるじゃない?(水戸黄門の格さんの事らしい)
 あの人みたいに、みんなの前に現れてはさ。
 『これが軽いんです!』って言って、スマホを夜な夜な見せたらしいよ。」
 ……。
スマホ?
もしかして…スティーブジョブズ?


「ピンときた!
 その人だわ。スティーブ!
 食いすぎの人って感じの名前でしょ?
 ナイスなヒント!わたしやるな♪」
……。
前半のヒント、一個も役に立ってないけれど、、。
まぁ、宿題が出来るならいいか。。
それにしても、ジョブズ、夜な夜な人に見せてはいなかっただろうに。。
ムスメがいうと、偉人のイメージが駄々崩れになるのは何故だろう。。
明日はダメだしをくらった、ジョブズの文を紹介したいと思います。





 
 

違う家に住む家族のこと(はは)その1

わたしが小さかったころ、カルピスの原液は茶色の瓶に入っていました。
母は、市販のジュースを好まなかったので、家にあるのはお茶か、牛乳。
そんな家庭で育ったので、お中元やお歳暮で頂くカルピスは、わたしにとって
異次元の飲み物でした。。
そして、牛乳で育ったわたしには、とにかく不味い飲み物という印象。
「お中元やお歳暮でカルピス贈ってくる人って、子供の好きなものを
 全く分かっていないなぁ。 
 カルピスより焼き海苔の方がまだ嬉しいよ。。」
と、心底思っていました。
時は過ぎ、大人になって友達と一緒に歩いていた時に、喉が渇いたねという話に。
近くの自販機で買おうとなった時に衝撃が走りました。
……。
カルピスが売っている!!
おいおい、何を考えているんだ。
あんなにマズイのに売れる訳ないじゃん。。

友達に「おバカな自動販売機だね。
カルピスなんて売れる訳ないのに置いてあるよ!」と言うと。


「えっ?カルピス?普通に美味しいじゃん。
 みんな飲んでいるよ。わたしカルピス買う!」
……。
マジか!あんなに不味いものにお金を払うなんてどうかしているよ。
わたしは買うことはないね。お金が勿体ないったらないね。
そんなことを言っていたら、友達が缶を寄こしてきた。
なんだよ、結局飲めなくて寄こしてきたのか。やめときゃいいのにねぇ。
仕方ない人だね、手伝ってあげるよという思いで、飲んでみた。
……。
なんだこれは!!
めちゃくちゃ美味いじゃないか!
わたしが知っている味とは全くちがう。
こんな飲み物があったなんて!
これがホンマモン(本当)のカルピスの味ですか!!?
今まで経験したことがない衝撃でした。


なんのこっちゃない、母はメチャメチャ薄めて子供に飲ませていたという話。
水にすこーし色がついた飲み物だとずっと思っていました(笑)
この衝撃は、初めて『ホンマモン』のカルピスを飲んだ時の弟達も同じだったらしく、
今でも三人揃うと笑い話になります。
当の本人の母親は「え~そんなに違った?変わんないでしょう?」と、
やっぱり薄めのカルピスを私たちに出してくれます。
うん。。多少、昔よりホンマモンに近くなったかもね。。


おいしくもなんともないうす~いカルピス。
あれはあれで懐かしの『母の味』なのかもしれない。。





違う家に住む家族のこと(しゅうとめ)その2

しゅとめさんが、倒れて一週間くらい入院していました。
夫からしゅうとめさんが倒れたと電話をもらった時に思ったことは、
「ほらみたことか。。」

しゅうとめさんは、認知症の症状が出ています。
でも認知症の薬は、本人と『夫以外の家族』の意思で全部破棄。
てんかん発作の薬も見事にぜ~んぶ破棄!
そしたら、なんのこっちゃない、てんかん発作を起こしスーパーで倒れたそう。
お薬に頼りたくない気持ちも分かるけど、発作が出てるのに薬を破棄する意味が
全く分かりません。
わたしには、てんかん持ちの息子がいるからか余計に腹が立つ。。
日中1人で居ると認知症が進んでしまうから、デイサービスなんかを使った方が
良いという話や、ご飯もまともに食べてない様だから作れないなら宅配を頼もうって
話もしましたが、「お母さんの自立する力を信じよう!」の一点張り。
これも、ほにゃららカガクの教えなのかしら。。
多分そのうちまた倒れてしまうでしょう。
対策を何も取らない意味がわたしには一個も分からないのだけど、
しゅうとめさんと、お別れの日が来てもみんな『後悔』はしない人たちです。
あれまぁ、母さんも年だしねって感じで送るんだろうな。
それはそれで幸せなのかもしれない。
しゅうとめさんも、それで良いと心から思うことができる人なんだと思う。
わたしだけ、しゅうとめさんの話になると、
いつもモヤモヤし、イライラしてしまいます。
考えても仕方ないこと、どうにもならないことって身近に結構あるんだな
って思っています。