ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

入院中のできごと その5

同室の方と逃げたカフェテリアは、実に快適でした。
富士山なんかも見えて、稀になる癒着話も忘れさせてくれました。


同室の方、最後までお名前を聞くのを忘れてしまったので、山田さんとしておきます。
山田さんは、30代前半で、ご主人と幼稚園のお子さんと三人暮らしだそう。
山田さんが「わたし、マイナス思考でネガティブで妄想癖が激しいんです。」と
自らの性格を報告してくれました。
……。
そうか。。
その手のタイプの方でしたか。
お友達にはなれそうにないけど、『入院中だけ』カフェ仲間として、
宜しくお願いします!と思っていました。
そんな山田さんに最初に投げかけられた質問が、


「旦那さんに浮気をされたことがありますか?
 していないと言われた場合、信じますか?」でした。
……。
知り合ったばかりで、その質問!
なかなかの方です。
うちは特に浮気はないかなぁ。していないって言うなら、していないだろうし…。
と、お伝えしたら、


「わたし、旦那が浮気していると思っていた時期があって、1日に50件とか
 メールで浮気してない?って聞いていました。
 仕事中の旦那の会社にも浮気していないか電話をしたりしてたので、
 いいかげんにしろ!って 旦那にメチャクチャ怒られました。。」
……。
そりゃぁ、怒られるわ。
会社にまで、いい加減にしなさいよ!ってなりますわ。
そして浮気は山田さんの妄想で、ご主人は浮気などしていないというオチでした。
ごっ…ご主人ファイトっ!!
そんな彼女とお茶をした数日間。
みのもんたの気分で、お悩み相談を聞いていました。
不思議な方だったので、色々なお話が聞けました。


次回も山田さん。。

入院中のできごと その4

「手術が終わった人は、次の日からひたすら歩いて下さい。」
と言うのが、入院した病院の方針です。
なので、看護師さんが「歩け!歩くのだ!」と言うのも分かります。。


でも、入院していた病院は、あり得ないくらい歩きづらい。。
間取りに確実に問題があります。
1階が外来。2階が婦人科の病室7部屋と採卵室とオペ室。
3階が産科の病室とオペ室。4階がカフェテリアになっています。


わたしの部屋は2階にあり、病室を出たらお隣が採卵室だったので、
外来からの患者さんが朝からワンサカやってきます。
その中を、看護師さんに怒られちゃうし、歩くか…と、
点滴をズルズル引いて、術後のわたしなんかが登場します。
外来からやってきた患者さんは、何事?って感じの顔をして、
チラっとか、はたまたジッとこちらを見ています。
そこを気まずい感じで通り過ぎて、角を曲がると、
オペの方の家族が、椅子に座って手術が無事に終わるのを待っています。
何度か通る頃には、採卵室で感じた視線より更に強い視線を感じるのです。


「こっちは、嫁さんが手術していて、手術が終わるのを心配で待っているのに、
 さっきから、イワシみたいにグルグルしやがって、なんて空気の読めないヤツだ!」
みたいな明らかに、お邪魔虫め!と思われている視線&空気。。


そんな中を、グルグル歩き回れ!と言われても視線に勝てる気がしません。。
そんなワケで、同室の術後の方と一緒に、カフェテリアに逃げることにしました。
「すんごく歩かないと、『稀』に腸に癒着する。」と何度も言う看護師さんの前では
わたし、頑張って歩いてますよ!!稀な癒着にはなりませんよ!って感じの
雰囲気を出しておきました。


次回、同室の方とのカフェテリア編を書きたいと思います。

入院中のできごと その3

前回、術後に辛かったことは、わたしの場合「咳」でした。
なので、今回手術をするにあたり、かなり下準備をしました。
前回の術後に懲り、今回は手術2週間前に耳鼻科に行き、
気道を開きやすくするお薬を頂いて、毎日飲んでおきました。
やたらと、喉やら鼻やらを労わりつつ、手術までの日々を過ごしていました。
お正月にお酒も、チョットしか飲まず「我慢の子」をしました。
お酒を我慢すると、麻酔が効きやすくなるそうです。
病室には、「加湿器、濡れマスク、のど飴、ノドヌールスプレー」を持参し、
臨戦態勢……。
2回目とあって勝手が分かっているので、
同じ部屋の、初手術の戦友に濡れマスクと、のど飴を分けてあげる余裕まで
ありました。


努力が実ったのでしょうか。
手術後の辛い咳を上手くかわすことが出来ました。
咳は非常にくせ者で、術後のお腹にダメージを与えます。
それを上手くかわすことが出来ると、かなり嬉しくなります。
全身麻酔の際は、是非4点セットをおススメしたいです。
特にノドヌールは、神レベルに咳を封じ込めてくれました。


ところがどっこい!術後に、かわすのは、「咳」だけではありません。
やけに脅してくる「看護師さん」もかわさなければいけません。
夏に怖いお話をする事で有名な『稲川淳二さん』並みに、
恐ろしいコトを言ってくる看護師さんが大抵一人はいます。。
術後の患者がサボって寝ていないか目を光らせています。
その看護師さんに、少しでもサボりがバレてしまうと、
チョット脅しすぎだろうと思われる言葉を、負傷した我ら患者に
プレゼントしてくれます。。


その件は、     
     また次回にでも。。