ひもそ日記

高1長女(ADHD)と中2次男(てんかん)の日常。たまに高2長男の男子校生活や家族のことなど。

最近のできごと その10

さて、我が家に届いた、1枚のはがき。。
本物の会社のHPに、偽物からハガキが届いたらお知らせ下さいと載っていたので、
翌日の営業時間に、電話をしてみました。
「偽ハガキの件ですか?
 昨日届いたって、朝から電話鳴りっぱなしなんですよ~」
と、会社の人の一ボヤキを聞いてから、専門部署に回されました。
お知らせありがとうございますとか、
ハガキの電話番号に掛けないで下さいね!とか、至極当然なお言葉を頂戴し、
「は~い!わっかりましたー」と返事をし、
一日一善!良い事をしたなぁと、電話を切ろうとしたところ、指令が出ました。


「念のため、警察か交番に届けて下さいね♪」
……。
なんと!わざわざ警察とかまで、行かないといけないのですか?
そうなんですよ~。
ブツ(ハガキ)が手元にあるので、おまわりさんに渡して来てくださいね~とのコト。。


なんてこった!!
本当に七面倒くさいことをさせる手紙だな!
わたし、ワルイ事してないのにさぁ。
面倒くさいじゃないか!


文句を言っていても仕方ないので、渋々交番まで行きました。
おまわりさんに、少々お待ちください。
こちらにお掛け下さいと言われ、暫しボンヤリ。。
でも、視線の先には、極悪人のポスターが至るところに貼られていて、
なんだか夢とかに出てきたら怖いし、目のやり場に困るから、
全く落ち着かず、逃げ出したい気分。。


そんな事を考えていたら、ようやくおまわりさんが現れた。
ズズ~っとハガキを差し出すと、
「あぁ、これかぁ。
 他の交番に立ち寄った時も見ましたよ。
 ここに電話しちゃダメですよ。」
……。
うん。。
しってる。
だから、帰ってもいいですか?


わたしの心の声はモチロン届かず、おまわりさんは、話始めた。。
「とりあえず、色々お聞きしますね。
 まずは・・」


住所やら家族構成、年齢、勤め先。
なんだか本当に色々な事を聞かれました。
たった1枚のハガキのせいで、こんな目に遭うとは。。


こんなハガキいらないやぃ!
更にグイっとおまわりさんに差し出したハガキですが、
「あっ。
 これは、個人の持ち物なので、お持ち帰り下さい。
 写真を1枚パチリと撮らせてもらいますね。」
……。
パシャン!!
こうして写真を1枚撮られて、また手元に戻ってきました。。
昨日から振り回された1枚のハガキ。。
現代版の不幸の手紙は、詐欺を回避出来たとしても、手元に戻って来るんだね。
そして、届くと面倒くさい目に遭うんだねと知りました。。


交番で散々事情聴取されたのに、(結構待たされたし。)
おまわりさんに、かつ丼を出して貰えなかったなかった無念さを晴らすため、
その日の夜はかつ丼にしました。


芸人のチャンカワイさんの言葉をお借りして、皆様にお伝えしたいコト。


架空請求は、回避出来たとしても面倒クサイ。
みなさん、架空請求には、   
   
       「気を付けなはれや」

最近のできごと その9

昨日書いた、「貰って嬉しくないお手紙」は、わたしが小学生のときのお話。
最近、物凄く久しぶりに「貰っても嬉しくないお手紙」が届きました。
わたし宛てではなく、名義は主人でしたが、第一発見者はわたしです。


その名も「民事訴訟裁判通達書」
タイトルだけで、なんだか恐ろしい感じ。
なんか小難し事がいっぱい書いてあって、真剣に読む気が湧かず。。


取り合えずハガキによると、
「○○さん、(ほにゃらら)の料金が未払いで、訴状が提出されていますよ。
このままだとアンタ大変な事になるよ。
万が一身に覚えがないのなら、チョっ早やで、下記の番号に電話ちょうだいな!!」
みたいな内容でした。


現代版、不幸の手紙という感じでしょうか。。
とりあえず、詐欺クサさ満載のそのお手紙が届いた事を、夫に電話で報告しました。


「えぇっ。俺なんか悪い事したっけ?
 身に覚えが全くないんだけど。
 とりあえず裁判に行く時間とかないからさ、
 ヒマだったら、俺の代わりに行っておいてよ~。
 あと、それ詐欺だと思うから、ネットでその会社調べといてね~。
 宜しく!!」


……。
ヒマじゃないし、裁判にわたしが代わりに行ってもダメだろう(笑)
……。
まぁ、いいや。
どれどれと、検索をかけてみると、見事に詐欺でした。。
しかも実在している会社の表記を変えているだけの、詐欺会社名。
住所は一緒。
電話番号は全く違う。。
こりゃ、結構手が込んでますなぁ。
おじいちゃんおばあちゃんなら、騙されちゃいますなぁ。。
この、お手紙のおかげで、えらく面倒くさい事があったのですが、
それはまた明日にでも。。

わたしのこと その4

わたしは小学生の頃、学校の目の前に住んでいました。
なので、子供番組をしっかり観て、お茶を飲んでからゆっくり登校していました。
「来るのが遅いぞ~」と、担任の先生に怒られてもへっちゃらで、
「うちは、目の前なんで!遅刻とかしないからご心配なく!」って思っていました。
ある時、いつも通りに急ぎもせず学校に着くと、人影はありませんでした。
「おぉ、今日はちょっとノンビリしすぎたかなぁ」なんて考えていた時に、
下駄箱に手紙が入っているのを発見!
しかも、3通も入っているではないか!!


しかし、どれもこれも茶封筒で、ラブレターにしては、地味な出で立ち。。
多少色気のない茶封筒に、テンションは下がったものの、一気に3通も頂いたことなど、
勿論無いので、「誰からだ~い?」と、ドキドキした事を昨日の事の様に覚えています。


とりあえず周りに人が居ないかチラリと確認し、
ドキドキしながら中身を読むと、ラブレターなんかではなくて
「不幸の手紙」が2通。
「幸福の手紙」が1通でした。


今までに、これほど貰って嬉しくないお手紙にお会いしたことはありません。
どちらの手紙も、手紙に書かれた内容を指定された人数分出さなくてはいけない。
出さないと不幸になるとか、そんな内容だった気がします。
……。
なんてこった!
これがウワサの不幸の手紙か。
3通も一気に届いたら、いったい何人に出さないといけないのさ!!


不幸やら幸福やらの手紙を貰ったショックより、人数分書かないといけない面倒さと、
ラブレターと勘違いした恥ずかしさでいっぱいだった気がします。


困ったなぁ~と思っていたら、他の子の下駄箱にも茶封筒が何通か、
入っているのを発見しました。
二日前から風邪でお休みをしている子の下駄箱でした。
……。
風邪が治って久しぶりに登校した時に、不幸の手紙があったらイヤだろうなぁ。
でも、わたしが代わりに頂いて、さらに人数分書くのも面倒だな。。


少し考えてから、若干頭の弱い子だったわたしは、
そうだ!!書くの面倒くさいからイヤだし、でも不幸になるのもイヤだから、
PTAの人に丸投げしようと思いました。
「ご意見があれば書いて入れて下さい!」みたいな箱が置いてあったので、
不幸の手紙の封筒部分に「宜しくお願いします。」と、一言だけ書いておき
わたしとその子の分をポストに入れて、ダッシュで逃げました。
書かなくてよくなった幸福感でいっぱいでした(笑)


数日後、この手紙の件について、朝会で校長先生からお話がありました。


「ある生徒が、『不幸の手紙で苦しめられていて辛い』と、SOSを出してくれました。
 こんなくだらない物を友達に出す必要はどこにもないんです!
 一人の勇気ある生徒の行動で、先生は初めてこの手紙の存在を知りました。
 教えてくれた人、ありがとう!!」
……。
それ以来、ピタリと不幸の手紙は誰も出さなくなりました。
そして、3通ももらった~と思っていた手紙たちが意外と少ない方だったと
後で知ることになり、なんだかホッとしたのを覚えています。
そりゃ、毎回何人にも出さなきゃいけないんだから、皆何通ももらうわなぁ。


面倒クサイから丸投げした行動が、勇気ある行動に早変わりするなんて、
世の中捨てたもんじゃないなぁと、今になって懐かしく思います。。